ミシン職人を目指して ”ガガー”日記#5
- WRITER
- 谷知佐登(Web担当)
いよいよ、本格修行が始まった。
縫製フロアの扉を開けて、いざ出陣。
オープン・ザ・ドア
縫製フロアの扉を開けると、いつもの音が聞こえてきた。
”ウィ~ン”という、ミシンのモーター音。
耳障りなほどではないが、高音で大きめ。
掃除機みたいなバキューム音。
バキュームは、ロックミシンに繋がれている。
何故だろう。そのうち理解しよう。
因みに、縫製・検品フロアは、基本的に窓開け厳禁。
外から、虫などの異物が入ってこないように。
黙々と仕事をする職人達
生地の衣ずれの音。
生地を動かすと聞こえてくる音。
話声は一切聞こえない。
職人達が、自分の持ち場に入って、寡黙にミシンを踏んでいる。
ファスナーを付ける人。
ステッチをかける人。
ロックミシンで仕上げる人。
みんな、動きに無駄がない。
軽快に生地をさばく。
ここが、私の第二の職場になるのか。
何だか、邪道者がひょっこり聖域にお邪魔した感覚。
居づらくて、腰が引ける。
何から?
筆者
「おはようございまーす♪」
挨拶は大事。元気に行こう。
早く職人さん達に受け入れてもらえるよう、頑張ろう。
いきなり職人修行を始めることは、社長に許可は取ってある。
でも、「何を」「どのように」なんて細かい指示はナシ。
自分で磨いていけってこと。
(どうしよう…汗。)
とっても挙動不審。
とりあえず、工場一番の熟練職人に聞いてみることにした。
師匠への挨拶
筆者
「今日からミシンを教えてください。」
「何をすればいいでしょうか?」
師匠
「じゃぁ、ロック(ミシン)からやろう!」
「ロックは基本だから。」
「しっかり覚えてね。」
ロックミシンとは
ロックミシンは、当店の看板道具。
カッターで生地を切りながら、かがり縫いをするミシン。
当店では、生地端は全てロックミシンで始末している。
糸が出てきてほつれないようにしている。
(いよいよ、ロックミシンの練習が始まった。続編は#6へ。)
ミシン職人の心得
基本のロックミシンはしっかり覚える。
スタッフ日記ミシン職人を目指して#4
スタッフ日記ミシン職人を目指して#6
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