ミシン職人を目指して ”ガガー”日記#15
- WRITER
- 谷知佐登(Web担当)
基本のキであるロックミシンを習った。
次は、本縫いミシン。
本縫いミシンって、いわゆる普通のミシンのこと。
といっても、家庭用ミシンとは大違い。
工業用のミシンは、大きいし、馬力もあるし、がっちり綺麗に縫える。
様々な素材や作りに対応して、綺麗に縫えるように。
本縫いミシンの本格修行が始まった。
上糸を取り換える
師匠
「どのミシンにしようかな。」
「じゃ、ここでいいや。」
(何と。師匠専用のマイミシンではないか!)
(いいんですか、使っちゃって!?)
師匠
「上糸を白に換えようか。」
「カラー糸は高いからね。」
筆者
「練習は白で十分ですものね。」
上糸を引っ掛ける
師匠
「白に繋いだ?」
筆者
「はい。」
師匠
「じゃ、端っこから引っ張って。」
「引っ張れば、全部の穴に通るから。」
筆者
「なるほど。」
師匠
「あ、針の手前、引っ掛けて。」
筆者
「こんなところも通すんですね。」
師匠
「糸のガイドになるから通さなきゃダメだよ。」
「忘れないように。」
針に通す
師匠
「次。針に通して。」
「向きは分かるよね?」
(それくらい、さすがに知ってますよ。)
筆者
「左から右です。」
師匠
「そう。」
筆者
「じゃ、通しますね。」
(なかなか通らない…。)
筆者
「難しいな。」
「小さくて見えません。」
師匠
「年のせいで、最近私も全然見えないよ。」
(確かに、その年で見えてたら驚異的だと思います…汗)
師匠
「糸を斜めに切ると通しやすいよ。」
筆者
「なるほど!できたできた。」
「斜め切り、通しやすいですね!」
ボビンをボビンケースに入れる
師匠
「はい、次。下糸。」
「ボビンをケースに入れる。」
師匠
「パチンって入れて、引っ掛ける。」
「ちょろっと糸を出す。」
筆者
「簡単にできました。」
師匠
「簡単なんだけど、雑はダメだよ。」
「道具をきちっとセット。大事だよ。」
筆者
「はい、分かりました。」
ボビンケースをセットする
師匠
「ミシンの下が見えないけど、手の感覚で分かるから。」
「ボビンケースをセット。」
筆者
「わ、小さいからつるって滑りそう…。」
師匠
「うっかり落とすと、油まみれになるから。」
筆者
「はい、気を付けます。」
(こういう細かい作業、あー苦手だな…。)
筆者
「パチンってはまりました。」
師匠
「下糸が見えてないね。やり直し。」
「糸が見えるくらい出しちゃっていいよ。」
筆者
「なんで糸を垂らすんですか?」
師匠
「下糸が拾われて、上糸と絡まるように。」
「下糸が入っていかないと、縫えないよ。」
筆者
「当たり前でした(汗)。」
師匠
「はい、これで準備できた。」
「じゃ、聞くよ。この後何する?」
筆者
「そうだ、試し縫いですね!」
師匠
「そう。何事もまず試し縫いね。」
「職人の作法だから。」
筆者
「はい、分かりました。」
(準備といえども、ちょっとだけコツがあったな。)
(あなどれず。)
(#16に続く。)
スタッフ日記ミシン職人を目指して#14
スタッフ日記ミシン職人を目指して#16
ミシン職人の心得
練習の糸は白
針の手前のループに糸を通す
糸を斜めに切ると針に通しやすい
道具をきちっとセットする
ボビンケースから糸が見えるくらい出す
試し縫いをする
合わせて読みたい
こんな所に一工夫!
使い勝手のよい、丁寧な作りの日本製。職人の技。
製造基準指先の感覚と消費者目線を忘れずに
製造基準シャ~、快適!開閉がスムーズなファスナー
製造基準何て細かいんだ!?鋭いチェック!商品を1点ずつ検品
製造基準ボックスシーツの天地ゴムは職人の何気ない一言から生まれた
この季節に丁度よい商品
この季節に丁度よい商品
この季節に丁度よい商品
この季節に丁度よい商品