#25 ファスナー付け、考えました
- WRITER
- 神谷阿紀(店長)
横浜ファクトリーの工場見学!
RとLの二本針
「スムーズにファスナーを動かすためには。」
「ストレスなくスイスイ動かすためには。」
どうしたらいいか、先代がすごく考えました。
そして、二本針ミシンを導入しました。
針が2本付いているミシンです。
上糸が2本です。
縫い目を見ると、ほら、平行な2本線が見えます。
内側と外側の二重縫い。
これがとっても秘訣。
ファスナーの生地は、軟やわなので、どうしてもよれてきます。
よれてくると、つまみが引っ掛かり易くなります。
じゃ、よれないよう、二重にしっかり縫い付ければいいじゃん。
って、先代が考えました。
先代、えらい。
二本針ミシンを作った人は、もっとえらい。
うわっつ、ぎりぎり!
この指さばきが、職人技です。
2本の針で、長い距離を真っ直ぐ縫うのは、至難の業です。
熟練でないと、採算がとれないし、仕事になりません。
ファスナー付けは、体のダイナミックな動きが必要です。
因みに、ファスナーを隠す”かぶせ”の幅。
ファスナーが見えるとかっこ悪いので、当店はたっぷり取っています。
当店の特徴である、”二本針”と”かぶせ”。
どうぞ、他社製品と比較してみてください。
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