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#50 掛け布団カバーのファスナー付け

工場見学

WRITER
神谷阿紀(店長)
工場見学

横浜ファクトリーの工場見学!

結構体力勝負

掛け布団カバーにファスナーを付けています。

210センチの長い距離。

真っ直ぐに。歪まずに。

となると、なるべく長い距離を一気に縫うのがポイント。

ちょこちょこ縫うと曲がるから。

こんな風に、頭の高さまで生地を引っ張り上げます。

掛け布団カバーのファスナー付け

座り仕事だけど、上半身は割と過酷です。

生地も重たいし。

うん十肩を患うと、仕事に直結。悲惨なようです(とあるスタッフ談)。

ちょっと想像しただけで、痛いです(>_<)

掛け布団カバーのファスナー付け

最初のファスナー合わせ。

ここがとっても肝。

ファスナーや生地が歪まないよう、引っ張り過ぎちゃだめ。

と言って、たるんだら最悪。

例えば柔らかい特殊な生地の場合、相当な技術が必要です。

掛け布団カバーのファスナー付け

こちらの熟練職人さん。

210センチファスナーを、5回くらいで縫い付けるそうです。

1回で40センチくらい。

掛け布団カバーのファスナー付け

当店は、ファスナー付けに二本針ミシンを使っています。

針が2本付いていて、ダブルで縫ってくれます。

掛け布団カバーのファスナー付け

縫い目を見ると、平行な2本線が見えます。

掛け布団カバーのファスナー付け

内側と外側の二重縫い。

これがとっても秘訣。

ファスナーがよれてくるとつまみが引っ掛かり易くなります。

じゃ、よれないように二重で縫えばいいじゃん。

って、先代が考えました。

スムーズな開閉のために、二本針での縫製は欠かせません。

ぎりぎりで仕上げます。

この指さばきが、職人技。

掛け布団カバーのファスナー付け

因みに、ファスナーを隠す”かぶせ”の幅。

ファスナーが見えるとかっこ悪いので、当店はたっぷり取っています。

ファスナーのかぶせ部分

当店の特徴である、”二本針”と”かぶせ”。

どうぞ、他社製品と比較してみてください。



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